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「R:リモート」「S:サービス」「C:コミュニティ」

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リモート
遠隔操作,遠隔制御,遠隔対話・・「その場にいなくても」ということです.これまでは現場に行かなければならなかった様々な用件をリモートでできるようにしたらこんなに生活が変わる!という場面に技術を投入していきます.ただし,単純にネットワークを通じてできるようにしただけで完成とは限りません.人にお願いごとがあったり,お詫びしなければならないようなとき,遠隔で済ますより直接会った方が効果があるかもしれません.リモート化する技術の開発を通じて,現状の技術の不足を明らかにしたり,新しいリモート技術による社会習慣の変化や倫理的価値観についても議論していきます.

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サービス
真冬の夜中の3時にキンキンに冷えたアイスが食べられる社会はたしかに素晴らしいことかもしれませんが,本当に私たちに必要でしょうか?私たちは地域にとって本当に必要な技術を議論します.たとえば電子マネー.電子マネーは地域社会でこそ必須の技術ですが,多くの人は「電子マネー=なんたらPay」と考えてしまうのではないでしょうか.でも「なんたらPay」を導入してしまうと,目に見えない消費税が約3%追加で徴収されるのと同じこと.消費税なら地方交付金として還元もありえますが「なんたらPay」なら東京の本社を通じてシンガポールや中国にお住まいの投資家のポケットに入っていくのです.10年間,地域で約3%を負担し続けたら相当量のお金が国外に流出します.だから地域のためには「手数料0%」の独自電子マネーネットワークを提供する必要があるのです.

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コミュニティ
オンデマンドの自動運転タクシーを呼んで一人で病院にいき,医師以外とは誰とも会わずに帰宅できる.一見,よさそうに見えますが,私たちはそういう社会は目指しません.人間が少ないのですから,積極的に「だれかがそばにいる」空間を作ることを考えます.もちろんオンラインの集会でも構いません.でも「用事があるときだけ接続して誰かと話す社会」ではなく「用事はないけれど,会話が始まる社会」のほうがはるかに素晴らしいと思うのです.バス停でいつも立ち話する人がいる,馴染みの店員さんがいる,そういう社会であってほしいと思います.便利さを追及する社会は,もうおなか一杯です.


 

 

活動方針

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面白いことをやろう!

「リモート」「サービス」「コミュニティ」に関連することのうち,面白いことをやろう!というのが私たちのゼミです.

PBLでは,大まかなプロジェクトを提案します.そのなかから各人それぞれ興味あるものを選び,担当してもらいます.プログラミングスキルを向上させるためには,目的をもってプログラムを完成させる経験を積むことが一番大切です.PBLでは各人がなんらかのプログラムを完成させることを目指します.

日々の努力は「具体的に動作するものを作り出してみせる」ことに向けられます。「Demo or Die(デモ、さもなくば死を)」は、マサチューセッツ工科大学のネグロポンテ先生が言っていた標語ですが、私たちもこれに倣おうと思っています。どんな素晴らしいアイデアも、どんな素晴らしい構想も、デモ動作が見せられなければ絵にかいた餅です。デモを作ることで多くの人にアイデアの価値が伝わりますし、誰よりも先に新たな問題点を見つけることができます。そして動作させるものを作ることで初めてスキルが身に着くのです。

何人かのメンバーには,年度末(3月)に学んだ技術について講習会を開いていただこうと思っています.また,できるだけ多くのメンバーにはweb上で知識を共有していただきます.


 

 

指導方針


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技術習得(1年~)
がんばる

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調査・発表・対話能力(2年~)
とにかくがんばる

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リクリエーション(1年~)
これもがんばる

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学びとは、教えてもらうことではありません。学び取ることです。

基本的には,私の方から「やりなさい」と言うことはほとんどありません.各人の意欲をサポートする,というのが本ゼミの方針です.「指示がなければなにもしないまま放置する人」「参加が任意なら自分からは参加しない人」は,本ゼミには向いていません.

一つだけ,本ゼミの約束ごとがあります.それは「はっきりと大きな声で挨拶をする」ということです.これは精神論で言っているのではありません.サービス研究の結果から導かれる結論なのです.声に出して挨拶ができない人はこのゼミに入っていただくことはできません.

本ゼミに関心を持った方の見学は常に歓迎です.メールでご連絡ください。



 

 

コンタクト

メール yoshinov [at] fukuchiyama.ac.jp (@マークに置き換えてご利用ください)
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