エレキギターとエレキベースの違い

 まずはエレキベース(以降はベースとする)について簡単に紹介する。一般的なベースは弦が4本でアンプと呼ばれるスピーカーに接続することで大きな音を出すことが出来る。4本の弦はそれぞれベースの頭につけられたペグと呼ばれるねじで音の高さが調整されており、1番は細い弦から太い弦の順にソ(G)、レ(D)、ラ(A)、ミ(E)の音に合わせられる。
ここで皆さんの気になるポイントの1つ「エレキギター(ギター)とベースの違い」について説明しよう。大きく異なる点は”音の高さ”、”弦の本数”、”演奏方法”の3つが挙げられる。(例外あり) ”音の高さ”については前述した通り、1~2オクターブほどの違いがある。弦自体もギターと比べると約5倍ほど太く、本数は一般的なギターが6本あることに対しベースは4本と本数が少ない。そのため、外見だけでギターとベースを見比べるには弦の本数と太さを見るのが一番簡単である。
ギターとベースでは弦の本数・太さが大きく異なるため演奏方法にも違いがみられる。 ギターはピックと呼ばれる薄く小さな板で弦をはじくことで演奏することが多い。対してベースではピックを使う演奏方法もあるが、ひとさし指と中指の2本(薬指をくわえて3本になることも)を使った指弾きや、親指で弦をたたき中指で弦をはじくスラップ奏法など多くの演奏方法がある。またギターでよく用いられる複数の弦を同時に押さえてまとめて弦をはじく・コード弾き(バッキング)はベースではほとんど行わなず、1つの音符に対して1つの音があてはめられる。

 ベースがかっこいい曲

 ベースは曲の中ではリズムを刻むことが多く、主にドラムが刻んだリズムに音を載せるという役割を持っている。主旋律を演奏するこは滅多になく縁の下の力持ちのようにドラムとともに全体を支えたり、ハーモニーの土台築く重要な楽器である。世間的には主旋律やかっこいいソロパートの方が好まれがちなためギターにくらべると魅力に気づきずらい。かといってこの魅力はベースが好きな人にしかわからないことが多く、説明することも難しい。なので今回は個人的にベースの魅力がわかりやすい曲を2曲取り上げ実際に感じてもらおうと思う

 1. RADWINPS "いいんですか"

https://www.youtube.com/watch?v=gkOWPlW-Tb8

 この曲はベースの常に変則的なリズムとギターでの異なるリズムが一定して並行するため比較的ベースの音が聞き取りやすい。また、ベースのリズムだけでもメロディーになるほどしっかりしているので聞きごたえがある。ギターの音が切れ、ベースの音のみになる部分も多いので、ベースのおしゃれな部分を堪能してもらえるだろう。歌詞も面白いので是非！

 2. ずっと真夜中でいいのに "残機"

https://www.youtube.com/watch?v=6OC92oxs4gA

 チェーンソーマンのエンディング曲として話題になった曲なので知っている人も多いだろう。ベースのスラップが主体の曲でベースのカッコよさを詰め込んだような一曲である。ずっと真夜中でいいのに(通称：ずとまよ)は多くの曲がベースのカッコよさが目立つ曲が多いので他の曲もおすすめである。