SCP Foundationの世界2

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2025/6/16 山小田 英武

初めに

はじめまして、よしのふゼミ3回生の山小田 英武やまおだ はなむです。今回のブログは、以前にも記事を書いたSCP Foundation についての記事になります。前回の記事では基本的な世界観の解説や基本の3つのクラスについて紹介しました。今回は、前回紹介したクラスとは別の特殊クラスとそれにあわせて、Kクラスシナリオについて紹介します!

Kクラスシナリオ

Kクラスシナリオとは、簡単に言うと世界が終わるパターンです。このKクラスシナリオにはいくつかの種類があります。

と、ここまでKクラスの種類を列挙しましたが、細かい分類は覚える必要はありません。Kクラスという言葉が出てきたら、世界滅亡のピンチとだけ理解していれば大丈夫です。
どうしてここでKクラスの説明をしたかというと、これから紹介する特殊クラスのついたSCPはKクラスシナリオを起こす可能性の高いモノが多いからです。

特殊クラスとは

前回の記事では、Safe・Euclid・Keterという、収容難易度を示す三つのクラスについて解説しました。今回解説する特殊クラスは、これら三つのクラスに当てはまらないSCPオブジェクトに与えられるものです。 実はオブジェクトクラスには今回紹介する特殊クラス以外にもいくつか特殊クラスが存在するのですが、今回はその中でも比較的数が多く有名な3つについて解説します。

特殊クラス:explained

特殊クラス1つ目、

Explained

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このクラスは、異常存在があまりにも広く認知されてしまい、当たり前になってしまった異常や、科学の発達によって、異常性の解明ができたオブジェクトに付与されます。
代表的なオブジェクトとして、SCP-8600-EX「青い、青い空」というモノがあります。オブジェクトの収容、保護が成せなかったパターンが多く、財団が敗北するクラスというイメージです。

特殊クラス:Apollyon

特殊クラス2つ目、

Apollyon


このクラスは、もはや打つ手がない。収容手段がないオブジェクトに対して付けられるクラスです。Keterよりもより人類に対しての損害が大きいオブジェクトのことです。多くのApollyonオブジェクトは能動的にKクラスシナリオを引き起こします。
オブジェクトクラスの中で最もわかりやすく危険であるといえるでしょう。

特殊クラス:Thaumiel

特殊クラス3つ目、

Thaumiel


このクラスは、反Keterと呼ばれるオブジェクトです。他のオブジェクトと同じく、確保・収容・保護されるところに違いはないのですが、ThaumielオブジェクトはKクラスシナリオが発生したときに、対抗手段となりえる異常性を有しています。
まさに、名実ともに財団の最終兵器と呼ばれるクラスです。

一部のSCPを紹介

いくつかのSCPを紹介します。

  • SCP-001「S.D.ロックの提言」(Apollyon)Apollyonクラスであり、ナンバー001でもあるオブジェクトです。001は複数のオブジェクトがデータベースに登録されているのですが、その理由については別の機会に解説します。
  • SCP-2000「機械仕掛けの神」(Thaumiel)人類が滅亡したとき、起動するオブジェクトです。Thaumielクラス代表ともいえる有名な作品です。
  • SCP-3797「たった一度の未来の銃」(Thaumiel)私がThaumielで一番好きな作品です。タイムパラドクス系の話が好きな人におすすめです
  • おわり

    長々と読んでいただきありがとうございます。今回紹介したクラス及びオブジェクトは、その性質上壮大な物語が展開されていて、読み応えばっちりなので気になった方はぜひ調べてみてください。以上、山小田でした。