Kクラスシナリオ
Kクラスシナリオとは、簡単に言うと世界が終わるパターンです。このKクラスシナリオにはいくつかの種類があります。
- AK-クラス:世界終焉シナリオ(人間の知覚・思考の崩壊により、人間としての知性や文明が崩壊すること)
- CK-クラス:再構築シナリオ(歴史や物理法則の改変により、世界が上書きされること)
- GK-クラス:デッドグリーンハウスシナリオ(80%以上の生命が死に絶えるが、復興の可能性がある状態)
- NK-クラス:世界終焉シナリオ(自己増殖する物体により、宇宙が埋め尽くされること。ド○えもんのバイバインみたいな)
- SK-クラス:支配シフトシナリオ(地球外生命体などの侵略により、地球の支配者が人間以外になってしまうこと)
- XK-クラス:世界終焉シナリオ(文明の再建ができない領域まで地球が破壊されること。Kクラスの中でもわかりやすく登場回数も多い)
- YKクラス:世界終焉シナリオ(ビックバンの逆、ビッククランチによって宇宙が消失すること)
- ZK-クラス:現実不全シナリオ(以前までの概念・物理法則の消失により、現実が虚構になってしまうこと。記事の中で、登場人物たちがこの世界が創作物だと気づいてしまうこと。)
- ΩK-クラス:死の終焉シナリオ(老化・妊娠の機能を残したまま、人類が不死になる状態。)
どうしてここでKクラスの説明をしたかというと、これから紹介する特殊クラスのついたSCPはKクラスシナリオを起こす可能性の高いモノが多いからです。
特殊クラスとは
前回の記事では、Safe・Euclid・Keterという、収容難易度を示す三つのクラスについて解説しました。今回解説する特殊クラスは、これら三つのクラスに当てはまらないSCPオブジェクトに与えられるものです。 実はオブジェクトクラスには今回紹介する特殊クラス以外にもいくつか特殊クラスが存在するのですが、今回はその中でも比較的数が多く有名な3つについて解説します。
特殊クラス:explained
特殊クラス1つ目、
このクラスは、異常存在があまりにも広く認知されてしまい、当たり前になってしまった異常や、科学の発達によって、異常性の解明ができたオブジェクトに付与されます。代表的なオブジェクトとして、SCP-8600-EX「青い、青い空」というモノがあります。オブジェクトの収容、保護が成せなかったパターンが多く、財団が敗北するクラスというイメージです。
特殊クラス:Apollyon
特殊クラス2つ目、
このクラスは、もはや打つ手がない。収容手段がないオブジェクトに対して付けられるクラスです。Keterよりもより人類に対しての損害が大きいオブジェクトのことです。多くのApollyonオブジェクトは能動的にKクラスシナリオを引き起こします。
オブジェクトクラスの中で最もわかりやすく危険であるといえるでしょう。
特殊クラス:Thaumiel
特殊クラス3つ目、
このクラスは、反Keterと呼ばれるオブジェクトです。他のオブジェクトと同じく、確保・収容・保護されるところに違いはないのですが、ThaumielオブジェクトはKクラスシナリオが発生したときに、対抗手段となりえる異常性を有しています。
まさに、名実ともに財団の最終兵器と呼ばれるクラスです。
一部のSCPを紹介
いくつかのSCPを紹介します。
おわり
長々と読んでいただきありがとうございます。今回紹介したクラス及びオブジェクトは、その性質上壮大な物語が展開されていて、読み応えばっちりなので気になった方はぜひ調べてみてください。以上、山小田でした。